ピコフラクショナル

ピコフラクショナルは、ピコレーザーを点状(フラクショナル)に照射することで、毛穴の開き・ニキビ痕の凹み・小じわ・肌のキメなどを改善する治療です。皮膚が持つ自然治癒力を引き出す治療のため、高出力ながら肌へのダメージや痛みが比較的少ないのが特徴です。

「ニキビが落ち着いてきたが跡の凹みが気になる」「毛穴がずっと開いている」「ハリやキメを改善したい」という方に向いています。まずは診察でお肌の状態を確認させてください。

ピコフラクショナルとは

ピコフラクショナルは、ピコ秒(1兆分の1秒)単位の超短パルスレーザーを、点状に間隔を開けながら照射する治療です。照射された部位では衝撃波(フォトアコースティック効果)により表皮内に微細な空洞が形成され、これが皮膚の自然治癒反応を引き起こします。コラーゲンの新生やターンオーバーの促進により、毛穴・ニキビ痕・小じわなどの改善が期待できます。

当院で使用しているのは、イタリアのQuanta社製「Discovery PICO PLUS(ディスカバリーピコプラス)」です。高い最大出力と均一なビームプロファイルを持ち、ムラのない安定した照射が可能です。

フラクショナル照射の考え方
フラクショナルとは「点状・格子状に照射する」という意味です。レーザーを全面に当てるのではなく、照射する部分と照射しない部分を意図的に作ることで、照射していない部分の皮膚が足場となり周囲の回復を助けます。ダメージを抑えながら治癒反応を引き出せるのがこのアプローチの特徴です。

このような方におすすめです

  • ニキビ痕の凹み(クレーター・アイスピック状など)が気になる方
  • 毛穴の開き・ざらつきが改善しない方
  • 小じわ・肌のキメ・ハリを整えたい方
  • ニキビが繰り返し出やすく、肌全体の質感を改善したい方
  • ダーマペンなど他の治療を検討中で、医師の診断のもとで選択肢を比較したい方

なお、ニキビ痕には凹み(陥凹性瘢痕)・赤み・色素沈着など複数の種類があり、それぞれ適した治療が異なります。「自分の痕はどの種類か分からない」という方も、まずは診察でご確認ください。

期待できる改善

ニキビ痕の凹み(陥凹性瘢痕)

コラーゲンの新生を促すことで、凹みが少しずつ浅くなることが期待できます。凹みの深さや種類(ローリング型・ボックス型・アイスピック型)によって改善の程度は異なりますが、複数回継続することで変化が出やすくなります。

毛穴の開き・ざらつき

ピコレーザーの衝撃波が皮下組織を刺激し、コラーゲンやエラスチンの産生を促すことで、毛穴の引き締めや肌のキメ改善が期待できます。

小じわ・肌のキメ・ハリ

真皮のコラーゲン産生を促すことで、表面の細かいしわや肌質の改善が期待できます。1回あたりの変化は緩やかですが、継続することで肌全体の質感が整ってきます。

治療の流れ

1
洗顔・画像診断 施術前にお化粧を落としていただき、画像診断機(NeoVoir)で肌の状態を確認します。毎回記録することで、前回との変化を客観的に確認しながら治療を進められます。
2
医師の診察・治療方針のご説明 ニキビ痕の種類・毛穴の状態・炎症の有無などを確認し、照射範囲・出力・他の治療との組み合わせについてご説明します。炎症がある状態での照射は悪化につながることがあるため、肌の状態を見ながら判断します。
3
麻酔クリームの塗布 施術前に麻酔クリームを塗布し、30〜60分ほどおいてから照射を行います。麻酔代は料金に含まれています。
4
レーザー照射(20〜30分程度) ゴーグルを装着した上で、治療部位にフラクショナル照射を行います。麻酔クリームの効果で痛みはかなり軽減されています。照射後に一時的な赤みが出ることがありますが、正常な反応です。
5
術後処置・アフターケアのご説明 照射後は炎症を抑える塗り薬を使用します。保湿と紫外線対策についてご説明します。洗顔・入浴は当日から可能ですが、肌を強くこすらないようご注意ください。
6
継続照射・経過観察 1〜2ヶ月に1回のペースで照射を重ねます。3〜5回が目安ですが、症状の程度により異なります。毎回の画像診断と医師の診察を行いながら進めます。

ダウンタイムと術後の注意事項

施術後は一時的な赤みが出ることがあります。スポット照射のようなかさぶたはほとんどできませんが、肌が敏感な状態になるため、施術後のケアが大切です。紫外線を受けると色素沈着の原因になりますので、日焼け対策を徹底してください。

術後の主な注意事項

  • 日焼け止め(SPF50・PA++++)を毎日使用してください
  • 十分な保湿を心がけてください
  • 刺激の強いスキンケアや摩擦は避けてください
  • 当日の入浴・洗顔は可能ですが、肌を強くこすらないようにしてください
  • 治療後は一時的に色が濃くなって見えることがあります(炎症後色素沈着)
  • 妊娠中・授乳中の方は施術を受けられません
  • イソトレチノイン服用中の方は前後2週間の休薬が必要です
  • アダパレン・過酸化ベンゾイル使用中の方は前後3日間の休薬が必要です

料金(自由診療・税込)

施術内容1回5回
ピコフラクショナル 全顔(麻酔代込)¥33,000¥132,000
ピコフラクショナル 鼻頬(麻酔代込)¥22,000¥88,000
診察料料金(税込)
初診料(画像診断機 NeoVoir撮影込)¥4,400
再診料¥1,100

※料金は予告なく変更になる場合があります。その他の施術料金は料金表ページをご確認ください。

よくあるご質問

痛みはありますか?

施術前に麻酔クリームを塗布しますので、痛みはかなり軽減できます。麻酔代は料金に含まれています。それでも不安な方はお気軽にご相談ください。

ニキビが完全に落ち着いていなくても受けられますか?

炎症が残っている状態での照射は、かえって悪化することがあります。そのため当院では、毎回の診察で肌の状態を確認した上で照射するかどうかを判断しています。ニキビが繰り返し出やすい方は、まずは診察でご相談ください。

ダーマペンとの違いは何ですか?

ダーマペンは極細の針で皮膚に微細な穴を開けて治癒反応を促す治療、ピコフラクショナルはレーザーの衝撃波で皮下に空洞を作る治療です。どちらも毛穴・ニキビ痕に効果が期待できますが、アプローチが異なります。どちらが向いているかは肌の状態を見て判断しますので、診察でご相談ください。

何回くらいで効果を実感できますか?

3〜5回継続が目安です。個人差はありますが、2〜3回あたりから肌の質感の変化を感じていただける方が多いです。毎回の画像診断で変化を記録しながら進めます。

まずは診察でお肌の状態を確認した上で、最適な治療をご提案します。
ご相談だけでも歓迎です。お気軽にご受診ください。

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※本ページの内容は情報提供を目的としたものであり、診断・治療を確約するものではありません。治療の適応・効果には個人差があります。医療広告ガイドラインに基づき作成しています。
※Discovery PICO PLUSは未承認医療機器です。当院医師の判断のもと個人輸入しております。同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。諸外国における安全性等に係る情報として、重大な副作用などが明らかになっていない可能性があります。