赤いほくろはレーザーで

公開日:2026年9月28日/最終更新日:2026年9月28日 | 執筆・監修:スキンクリニック相模大野 院長 山岸 大樹(日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医)

結論から言うと、体にできる小さな赤いポツポツ(赤いホクロ)は、多くが老人性血管腫という良性のもので、気になる場合はIPLやレーザーで目立たなくできます。

いつの間にか体に増えた、赤いホクロのようなできもの。これは老人性血管腫(チェリースポット)と呼ばれる、良性の血管の増殖です。この記事では、原因、治療法、費用、赤ら顔との関係までを解説します。美容目的の治療は自由診療です。

老人性血管腫とは

老人性血管腫は、皮膚の毛細血管が部分的に増えてできる、赤い小さな盛り上がりです。「チェリースポット」「赤いホクロ」とも呼ばれます。

大きさは1〜数mm程度で、鮮やかな赤〜暗赤色をしています。胸・お腹・背中など、体幹によくできます。加齢とともに数が増える傾向があり、30代頃から現れ始める方もいます。良性で、痛みやかゆみはなく、健康上の害はありません。

なぜできる?放置してよい?

明確な原因は分かっていませんが、加齢や体質、紫外線などが関与すると考えられています。良性のできものなので、必ずしも治療は必要なく、放置しても問題ありません。

ただし、次のような場合は、治療や診察をおすすめします。

  • 見た目が気になる(数が多い、目立つ場所にある)
  • 衣類や下着でこすれて出血する、引っかかる
  • 急に大きくなった、色や形が変わってきた(念のため他のできものとの区別が必要です)

自己判断で潰さないでください

血管の集まりなので、無理に潰したり削ったりすると出血します。気になる場合は、いじらずに診察を受けてください。まれに、見た目が似た別のできものが隠れていることもあるため、確認が大切です。

老人性血管腫(赤いホクロ・チェリースポット)が皮膚の毛細血管の増殖でできる様子と、IPLで血管に反応させて目立たなくする仕組みを示した図
図1:老人性血管腫の仕組みと治療。増えた毛細血管に光を反応させて目立たなくします

治療法

老人性血管腫の治療は、血管に反応する光やレーザーを使い、増えた血管を目立たなくする方法が中心です。

IPL(フォトフェイシャル)

幅広い波長の光を当て、血管に含まれるヘモグロビンに反応させて、血管腫を目立たなくします。顔全体の赤みやくすみ、薄いシミも同時にケアしたい場合に向いています。IPLについてはIPLの記事もご覧ください。

レーザー・電気凝固

個数が少ない場合や、盛り上がりがある場合は、レーザーや電気による処置で対応することもあります。状態に合わせて方法を選びます。

1回で目立たなくなることもありますが、色の濃さや大きさによっては複数回を要することがあります。効果には個人差があります。診察で、個数や状態に応じた方法と回数の目安をご提案します。

赤ら顔との関係

顔の赤み(赤ら顔)も、拡張した血管が透けて見えることが一因の場合があり、IPLが選択肢になります。老人性血管腫と、赤ら顔・毛細血管拡張は、いずれも「血管」に関わる点で共通し、IPLで同時にアプローチできることがあります。酒さ(赤ら顔)については酒さの診療ページもご参照ください。

費用(自由診療・税込)

施術料金(税込)
老人性血管腫(1〜5個)10,000円/回
IPL(Nordlys)全顔33,000円/回
初診料(画像診断機NeoVoir撮影込)4,400円
再診料1,100円

個数が多い場合の目安は、診察時にお見積もりします。最新の料金は料金表ページをご確認ください。

副作用・リスクと受けられない方

起こりうる副作用

  • 照射直後の赤み・軽い腫れ・ヒリつき
  • 一時的な色素沈着
  • まれに水ぶくれ、色素脱失

妊娠中・授乳中の方、光線過敏症の方、日焼け直後の方などは受けられない場合があります。診察で確認します。効果には個人差があります。

受診や治療を迷っている段階でも、公式LINEでご相談いただけます

「自分の症状で受診してよいのか」「まず費用の目安だけ知りたい」といったご質問は、公式LINEからお気軽にお送りください。ご予約前の確認だけでも承っています。LINEからそのままご予約いただくことも可能です。

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当院での老人性血管腫の治療について

当院では、老人性血管腫のご相談は月間約30件です。

当院がこの治療で大切にしているのは、治療する前に、本当に老人性血管腫かを確認することです。ほとんどは良性ですが、まれに見た目の似た別のできものが隠れていることがあります。ダーモスコピーで確認したうえで治療に進みます。

また、赤い血管腫と、顔全体の赤み・くすみ・薄いシミを同時に気にされる方には、IPLで一度にアプローチするご提案もできます。「このポツポツだけ」なのか「顔全体を整えたい」のかを伺い、合った方法をご提案します。

相模大野エリアでは、薄着になる季節を前に、体の血管腫のご相談が増える傾向があります。

診察室でよくいただくご質問

「赤いホクロが増えてきたのですが、病気ですか」というご質問をよくいただきます。老人性血管腫は加齢とともに増えることが多い、良性のものです。健康上の心配はほとんどありません。ただ、急に大きくなった、色や形が変わったという場合は、念のため一度診察させていただきます。見た目が気になる場合は、治療で目立たなくすることもできます。

よくあるご質問

Q1. 老人性血管腫は放置して大丈夫ですか

良性のできものなので、放置しても健康上の問題はありません。見た目が気になる、こすれて出血する、といった場合に治療をご検討ください。急に変化した場合は、念のため診察をおすすめします。

Q2. 1回で消えますか

色の濃さや大きさによって、1回で目立たなくなることも、複数回を要することもあります。効果には個人差があります。診察で回数の目安をお伝えします。

Q3. 保険は使えますか

見た目を目的とした治療は自由診療です。ただし、出血を繰り返すなど症状がある場合や、他のできものとの区別のための検査が必要な場合は、保険診療となることがあります。診察でご説明します。

Q4. 顔の赤みも一緒に治療できますか

顔の赤み(赤ら顔・毛細血管拡張)も血管に関わるため、IPLで血管腫と同時にアプローチできることがあります。お顔全体を整えたい場合は、あわせてご相談ください。

体や顔の赤いポツポツが気になる方は、一度ご相談ください。
良性かを確認したうえで、IPLなどで目立たなくする方法をご提案します。

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監修:山岸 大樹(やまぎし ひろき)

スキンクリニック相模大野 院長

香川大学医学部卒。東京慈恵会医科大学附属病院皮膚科に長年勤務し、地域クリニックでも診療経験を積む。2024年8月、相模大野にて開院。一般皮膚科から美容皮膚科まで幅広く診療にあたる。

日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医

参考文献・引用元

  • 厚生労働省「医療広告ガイドライン」
  • 日本皮膚科学会 皮膚腫瘍関連情報

※本記事は情報提供を目的としたものであり、診断・治療を確約するものではありません。治療の効果には個人差があります。記載の費用は2026年9月時点のもので、保険点数の改定等により変動する場合があります。自由診療の料金はすべて税込表示です。医療広告ガイドラインに基づき作成しています。