ニキビ治療にベビーピール

公開日:2026年9月15日/最終更新日:2026年9月15日 | 執筆・監修:スキンクリニック相模大野 院長 山岸 大樹(日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医)

結論から言うと、ベビーピールは肌への刺激が少なく、ダウンタイムがほとんどないケミカルピーリングで、ニキビ・毛穴・くすみが気になる方が始めやすい治療です。

「ピーリングは皮がむけて痛そう」というイメージをお持ちの方も多いですが、ベビーピールはそうした負担が少ないのが特徴です。この記事では、仕組み、期待できる効果、回数と費用、副作用までを、皮膚科専門医の立場から解説します。自由診療です。

ベビーピールとは

ベビーピールは、サリチル酸マクロゴールという薬剤を使ったケミカルピーリングです。

ケミカルピーリングは、薬剤の力で古い角質をやわらかくし、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を促す治療です。従来のピーリングは、薬剤が肌の深くまで働くため、赤みや皮むけといったダウンタイムが出ることがありました。

ベビーピールに使うサリチル酸マクロゴールは、角質の層に留まって働き、その下の生きた皮膚には浸透しにくいという性質を持ちます。このため、古い角質にはしっかり作用しながら、肌の奥への刺激は抑えられ、赤み・皮むけといったダウンタイムがほとんど出ません。「赤ちゃんのような肌に」という意味を込めて、ベビーピールと呼ばれています。

期待できる効果

  • ニキビ:毛穴の詰まりを取り除き、ニキビをできにくくする
  • 毛穴の詰まり・黒ずみ:角栓をやわらかくして排出を促す
  • くすみ・肌トーン:古い角質が整い、肌が明るく見える
  • ざらつき・キメ:肌表面がなめらかになる
  • ニキビ跡の色素沈着:ターンオーバー促進による改善が期待できる

特にニキビや毛穴のお悩みに用いられることが多い治療です。毛穴のタイプ別の治療については毛穴の治療の記事もご覧ください。

ベビーピールが苦手なこと

ベビーピールは肌表面の角質に働く治療のため、凹んだニキビ跡(クレーター)や、濃いシミ、深いしわには十分な効果が期待できません。これらにはダーマペンやレーザーなど、別の治療が適しています。診察でお悩みに合った方法をご提案します。

ベビーピールのサリチル酸マクロゴールが角質層に留まって働き、その下の皮膚には浸透しにくいためダウンタイムが少ない仕組みを示した図
図1:ベビーピールの仕組み。薬剤が角質層に留まるため、刺激が少なくダウンタイムがほとんどありません

ダウンタイムがほとんどないのが特徴

ベビーピールの最大の利点は、施術後のダウンタイムがほとんどないことです。

施術後、軽い赤みやつっぱり感が出ることはありますが、多くは短時間で落ち着きます。従来のピーリングのように、目に見えて皮がむけたり、赤みが数日続いたりすることは少なく、施術直後からメイクをして帰宅できます。

「大事な予定の前でも受けやすい」「休みを取らずに続けられる」ことから、忙しい方や、初めてピーリングを受ける方にも始めやすい治療です。ただし、効果の感じ方には個人差があります。

回数と費用

ベビーピールは、1回でも肌の変化を感じる方がいますが、肌のターンオーバーの周期に合わせて繰り返すことで、より効果が期待できます。

回数の目安:2〜4週間ごとに、5回程度を目安に継続

ニキビや毛穴の状態が落ち着いてきたら、間隔をあけて定期的なメンテナンスに移行する、という続け方もあります。

項目料金(税込)
ベビーピール料金表ページをご確認ください
初診料(画像診断機NeoVoir撮影込)4,400円
再診料1,100円

最新の料金は料金表ページに掲載しています。ほかの施術との組み合わせについても、診察でご相談ください。

施術の流れ

  1. 診察:肌の状態を確認し、ベビーピールが適するか判断します
  2. 洗顔・クレンジング:メイクや皮脂を落とします
  3. 薬剤の塗布:ピーリング剤を塗り、一定時間おきます
  4. 中和・洗浄:薬剤を洗い流します
  5. 保湿・仕上げ:肌を整えます。施術直後からメイク可能です

副作用・リスクと受けられない方

起こりうる副作用

  • 施術後の軽い赤み・つっぱり感・ヒリつき(多くは一時的)
  • まれに乾燥、皮むけ
  • 一時的なニキビの悪化
  • まれに炎症後色素沈着

施術を受けられない方

  • サリチル酸・薬剤にアレルギーのある方
  • 妊娠中・授乳中の方(相談のうえ判断します)
  • 施術部位に強い炎症・傷・感染がある方
  • 日焼け直後の方

アスピリン(サリチル酸系)にアレルギーのある方は受けられません。事前にお申し出ください。

受診や治療を迷っている段階でも、公式LINEでご相談いただけます

「自分の症状で受診してよいのか」「まず費用の目安だけ知りたい」といったご質問は、公式LINEからお気軽にお送りください。ご予約前の確認だけでも承っています。LINEからそのままご予約いただくことも可能です。

公式LINEはこちら

当院でのベビーピールについて

当院がベビーピールをおすすめするのは、ニキビや毛穴のケアを、負担少なく始めたい方です。ダウンタイムがほとんどないため、仕事や予定に影響しにくく、続けやすいのが利点です。一方で、凹んだニキビ跡や濃いシミには力不足なので、その場合は正直に別の治療をご提案します。「まずベビーピールから、必要なら他の治療も」という段階的な考え方をご説明します。

また、今あるニキビが多い方には、まず保険診療の外用薬でコントロールしながら、ベビーピールを併用する、という進め方もご提案できます。ニキビの治療については大人ニキビの記事もご覧ください。

相模大野エリアでは、肌のごわつきやくすみが気になる季節の変わり目にご相談が増える傾向があります。

診察室でよくいただくご質問

「1回でどのくらい変わりますか」というご質問をよくいただきます。1回でも肌のなめらかさやトーンの変化を感じる方はいらっしゃいますが、ニキビや毛穴をしっかり改善するには、ターンオーバーに合わせて数回続けることをおすすめします。ダウンタイムがほとんどないぶん、無理なく続けやすいのがベビーピールの良いところです。

よくあるご質問

Q1. 痛みはありますか

薬剤を塗っている間、軽いヒリつきやピリピリ感を感じることがありますが、多くの方が問題なく受けられる程度です。強い痛みが出ることは少ない治療です。

Q2. 施術後すぐにメイクできますか

はい、ダウンタイムがほとんどないため、施術直後からメイクをして帰宅できます。ただし施術後の肌は乾燥しやすいので、保湿と紫外線対策をしっかり行ってください。

Q3. どのくらいの間隔で通えばよいですか

2〜4週間ごとを目安に、5回程度続けると効果を感じやすくなります。肌の状態が落ち着いたら、間隔をあけてメンテナンスとして続ける方法もあります。

Q4. 他の施術と組み合わせられますか

ニキビの外用治療や、他の美容施術と組み合わせられることがあります。ただし肌への負担を考えて、同日に行うか、日をあけるかを判断します。診察でご相談ください。

ニキビ・毛穴・くすみが気になる方は、一度ご相談ください。
ダウンタイムの少ないベビーピールが合うか、肌の状態を見てご提案します。

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監修:山岸 大樹(やまぎし ひろき)

スキンクリニック相模大野 院長

香川大学医学部卒。東京慈恵会医科大学附属病院皮膚科に長年勤務し、地域クリニックでも診療経験を積む。2024年8月、相模大野にて開院。一般皮膚科から美容皮膚科まで幅広く診療にあたる。

日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医

参考文献・引用元

  • 厚生労働省「医療広告ガイドライン」
  • 日本皮膚科学会「ケミカルピーリングガイドライン」

※本記事は情報提供を目的としたものであり、診断・治療を確約するものではありません。治療の効果には個人差があります。記載の費用は2026年9月時点のもので、保険点数の改定等により変動する場合があります。自由診療の料金はすべて税込表示です。医療広告ガイドラインに基づき作成しています。