やけど

やけど(熱傷)は熱による皮膚・粘膜への外傷です。軽いものでも跡が残ることがあり、感染を起こすこともあるため、自己判断せずにお早めにご受診ください。まずは流水でしっかり冷やすことが大切です。

やけどの原因

一般的には熱い飲み物・蒸気・火炎などが皮膚に触れることで起こりますが、近年は以下のような原因も増えています。

  • 低温やけど:湯たんぽ・電気毛布・カイロなど、50〜60℃前後の低い温度でも長時間皮膚に接触し続けることでやけどになります。表面の見た目より深部へのダメージが大きい傾向があり、気づきにくいのが特徴です
  • 電撃傷:充電器・電気機器などの電流による傷。皮膚の損傷だけでなく内臓への影響が出ることもあります

やけどの深さと分類

分類深さ主な症状治癒の目安
I度熱傷 表皮のみ 赤み・痛み・軽い腫れ。水ぶくれなし 約1週間。一時的な色素沈着が残ることあり
浅達性II度熱傷 表皮〜真皮浅層 赤み+水ぶくれ・強い痛み 約2週間。早期治療で跡が残りにくい
深達性II度熱傷 真皮深層 白い水ぶくれ・皮膚のただれ。神経損傷で痛みが少ないことがある 傷跡・ケロイドになりやすい。外科処置が必要な場合あり
III度熱傷 皮下組織まで 皮膚の炭化(黒色・褐色)。神経損傷で痛みが少ない 外科的治療が必要。高次医療機関へご紹介

受診前の応急処置

やけどをしたらすぐ流水で冷やしてください

流水で患部を十分に洗浄・冷却します(目安:10〜30分)。その後、濡らしたタオルで傷を保護し、上から保冷剤を当てながらご来院ください。

保冷剤・氷を直接皮膚に当てると凍傷になる恐れがあります。必ずタオルや布を挟んでください。すぐに受診できない場合は、十分に冷やした後ガーゼなどで覆ってください。

やってはいけないこと

  • ハイドロコロイド絆創膏(キズパワーパッドなど)をやけど部位に貼ること。粘着力が強いため、剥がす際に弱った皮膚ごと損傷するおそれがあります
  • 水ぶくれを自分で潰すこと。感染リスクが高まります
  • 民間療法(醤油・味噌・歯磨き粉など)を塗ること。感染や悪化の原因になります

治療

やけどの深さ・広さ・部位を診察した上で、適切な治療を行います。症状に応じてステロイド剤・抗菌薬・湿潤療法剤などの外用薬で処置します。

深達性II度以上の重篤なやけど、顔・手・関節部位の広範囲なやけど、外科的治療が必要な場合は、大学病院などの高次医療機関へご紹介します。

このような場合はお早めにご受診ください

  • 水ぶくれができている・皮膚がただれている
  • 広範囲にやけどを負っている
  • 顔・手・関節・陰部などにやけどをした
  • 低温やけど・電撃傷の疑いがある
  • 子どもや高齢者のやけど
  • 市販薬を使っても改善しない・悪化している

よくあるご質問

軽いやけどでも受診すべきですか?

はい、軽いやけどでも跡が残ることがあります。感染を起こしたり深さの判定が難しいこともあるため、自己判断せずにご受診いただくことをお勧めします。

低温やけどは普通のやけどと違いますか?

はい、低温やけどは皮膚表面の見た目より深部へのダメージが大きい傾向があります。「たいしたことない」と思って放置すると、後から深い損傷が発覚することもあります。心配な場合はご受診ください。

やけどでお困りの方はお気軽にご受診ください。
まずは流水で冷やしてからご来院ください。

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※本ページの内容は情報提供を目的としたものであり、診断・治療を確約するものではありません。医療広告ガイドラインに基づき作成しています。