Discovery PICO

ディスカバリーピコプラス(Discovery PICO PLUS)

当院では、イタリアのQuanta社製のピコレーザー「ディスカバリーピコプラス(Discovery PICO PLUS)」を採用しています。

ディスカバリーピコプラスは、複数の波長のレーザーを照射することが可能で、ピコレーザーだけではなく、従来のQスイッチレーザーも搭載しているため、幅広い肌の悩みに対応することができる機械です。

機械の特徴

  • 出力の大きさ

他の製品と比較して、高い最大出力を持っています。濃いシミはもちろんですが、他のピコレーザーでは取りきれなかった薄いシミへの治療効果も期待できます。

  • スポットサイズの大きさ

スポットサイズ(1ショットあたりの長径)が大きいです。スポットサイズが大きいほど皮膚への深達度が深くなります。また照射回数の削減にも繋がり、痛みの回数も減らすことができます。大きいだけでなく、ショットのあたり具合にムラがないのも特徴です。他のピコレーザーと比較して均一な照射を行うことが可能です。

ディスカバリーピコプラスができること

  • ピコスポット

シミに対して、ピコレーザーをピンポイントで照射して治療します。メラニン色素のみをターゲットにした衝撃波を使用するため、熱による周辺組織へのダメージが少なく、炎症後色素沈着のリスクが少ない治療です。また、従来のレーザーでは攻撃できなかった、薄い小さなメラニン色素も攻撃できるため、薄いシミにも良い効果が出やすいレーザーです。

  • 対象の疾患

シミ(老人性色素斑)、色素沈着、そばかす(雀卵斑)、ほくろなど

  • 施術回数の目安

3〜4ヶ月毎、1〜3回

  • 副作用・リスク

赤みのある状態が1週間くらい続きます。

赤み、腫れ、あざ、出血、ヤケド、水疱、瘢痕、点状出血、色素脱失、色素沈着などが起きることがあります。

  1. Qスイッチルビースポット

シミに対して、Qスイッチルビーレーザーをピンポイントで照射して治療します。

熱破壊式のレーザーのため、ピコレーザーと比較するとややダウンタイムが長くなりますが、その分切れ味が良いため濃いシミや深い色素(ADMや太田母斑など)には特におすすめです。

  • 対象の疾患

シミ(老人性色素斑)、ADM、色素沈着、そばかす(雀卵斑)、ほくろなど

  • 施術回数

3〜4ヶ月毎、1〜3回

  • 副作用・リスク

表面にかさぶたができ、7〜10日くらいで剥がれ落ちます。

剥がれたあと、赤みが出ますが数ヶ月で落ち着きます。

赤み、腫れ、あざ、出血、ヤケド、水疱、瘢痕、点状出血、色素脱失、色素沈着などが起きることがあります。

  1. ピコトーニング

顔全体にピコレーザーを照射して、くすみや細かいシミの治療を行います。特に肝斑に対しては、通常のレーザーでは治療できず、むしろ肝斑が濃くなることが多いため、こちらをお勧めします。とても良い治療なのですが、過剰に行うと脱色素斑のリスクが出てくるため、定期的に肌診断機を使用して治療をすすめていきます。そのため、トーニングは回数割引の設定をしていません。

  • 対象の疾患

顔全体のくすみやシミ、色ムラ、そばかす(雀卵斑)、肝斑、色素沈着など

  • 施術回数

2週間〜1ヶ月毎、5回以上

  • 副作用・リスク

赤み、腫れ、あざ、出血、ヤケド、水疱、瘢痕、点状出血、色素脱失、色素沈着などが起きることがあります。

  1. ピコフラクショナル

点状にレーザーを照射して、衝撃波により表皮内に小さな空洞を作ります。皮下組織を攻撃し、わずかに傷を作ることでターンオーバーの促進、コラーゲンの新生、毛穴やニキビ痕の治療を行います。高出力ながら肌へのダメージや痛みも少なく、皮膚が持つ自然治癒力を用いて治療する方法です。

  • 対象の疾患

毛穴、ニキビ痕の凹み、こじわ、キメ・ハリ

  • 施術回数

1〜2ヶ月毎、3〜5回

  • 副作用・リスク

赤み、腫れ、あざ、出血、ヤケド、水疱、瘢痕、点状出血、色素脱失、色素沈着などが起きることがあります。

  1. ルビーフラクショナル

血管にダメージを与えることなく、メラニン色素だけを選択的に破壊できます。広範囲にあるADM(後天性真皮メラノサイトーシス)など、深い色素斑によい適応があります。Qスイッチルビーレーザーのスポット照射と比較して、照射時の痛みが少なく広い範囲での照射が可能です。1回で得られる効果は弱くなるため、複数回の照射となります。

  • 対象の疾患

シミ・ADM

  • 施術回数

1ヶ月毎、3〜5回

  • 副作用・リスク

赤み、腫れ、あざ、出血、ヤケド、水疱、瘢痕、点状出血、色素脱失、色素沈着などが起きることがあります。

  1. ジェネシスモード

ロングパルスYAGレーザーを顔全体に照射し、レーザーによるピーリング、真皮層の刺激による小じわの改善などが期待できる治療です。ダウンタイムが少なく、ヘモグロビンに対する吸収もあるため、顔全体の赤みに対する治療効果もみられます。顔以外にも首や手の甲への施術もお勧めです。

  • 対象の疾患

毛穴・くすみ・ニキビ・産毛・小じわ・肌質改善・赤ら顔など

  • 施術回数

1ヶ月毎、10回

  • 副作用・リスク

赤み、腫れ、あざ、出血、ヤケド、水疱、瘢痕、点状出血、色素脱失、色素沈着などが起きることがあります。

施術の流れ

STEP
洗顔・画像診断

診察前にお化粧を落としていただき、画像診断を行います。

STEP
医師の診察

診察をし、ご自身の肌に効果的である施術を説明します。

STEP
照射

レーザーを治療部位に照射していきます。施術内容によっては多少の痛みを感じることもあります。ピコフラクショナルの場合は施術前に表面麻酔を行います。

STEP
照射後処置

照射後、炎症を抑える塗り薬を使います。必要に応じてテープやハイドロコロイドゲルなどで保護をします。施術時間は合計で30分程度です。

照射後のお肌は乾燥しやすくなりますので、十分な保湿を行ってください。また、お肌が敏感な状態になっているので、必ず日焼け止めを外用するようにしてください。洗顔・入浴は当日から可能ですが、お肌を強くこすらないようにご注意ください。

注意事項と副反応

以下の方は、ディスカバリーピコを使用した治療をお受けいただけません。

・過度に日焼けしている方、日焼けの予定がある方

・光線過敏症の方

・免疫が低下する疾患をお持ちの方

・施術部位の皮膚感染症がある方

・イソトレチノイン製剤(アキュテイン、ロアキュタン等)を服用中の方:前後2週間の休薬が必要です

・レチノールを使用されている方:前後1週間の休薬が必要です

・アダパレン、過酸化ベンゾイルを使用されている方:前後3日間の休薬が必要です

・金の糸の施術部位、金製剤を服用中、又は服用歴のある方

・妊娠中または妊娠の可能性のある方、授乳中の方

・ケロイド体質の方

・てんかんの既往がある方:症状により応相談となります

治療の価格

※「総額表示」の義務付けにより、すべての自費診療の価格が税込み価格となっております。

※特に記載の無いものは、1回あたりの料金です。

  • ピコスポット:シミ(老人性色素斑)、色素沈着、そばかす(雀卵斑)、ほくろなど
5mmまで¥7,150
5mm以上1mmあたり追加¥1,430
(例:8mmのシミ¥11,440)
全顔シミ打ち放題¥88,000
手の甲シミ打ち放題(片手)¥55,000
背部シミ打ち放題(上背部、下背部それぞれ)¥220,000
 
  • Qスイッチルビースポット:シミ(老人性色素斑)、ADM、色素沈着、そばかす(雀卵斑)、ほくろなど
5mmまで¥7,150
5mm以上1mmあたり追加¥1,430
(例:8mmのシミ¥11,440)
  • ピコトーニング:顔全体のくすみやシミ、色ムラ、そばかす(雀卵斑)、肝斑、色素沈着など
ピコトーニング全顔¥22,000
ピコトーニング鼻頬¥11,000
  • ピコフラクショナル(麻酔代込):毛穴、ニキビ痕の凹み、こじわ、キメ・ハリ
1回5回
ピコフラクショナル全顔¥33,000¥132,000
ピコフラクショナル鼻頬¥22,000¥88,000
  • ルビーフラクショナル(麻酔代込):広い範囲の濃いシミ、ADM
1回5回
ルビーフラクショナル全顔¥33,000¥132,000
ルビーフラクショナル鼻頬¥22,000¥88,000
  • ジェネシス:毛穴・くすみ・ニキビ・産毛・小じわ・肌質改善・赤ら顔など
1回5回
全顔¥22,000¥88,000
¥27,200¥108,800
手の甲、指¥22,000¥88,000
背中(上背部、下背部)¥27,200¥108,800

※当製品は未承認医療機器です。当院医師の判断のもと個人輸入しております。

同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。

諸外国における安全性等に係る情報:重大な副作用などが明らかになっていない可能性があります。