ひょう疽

ひょう疽(ひょうそ)とは

聞き慣れない名前の病気ですが、指先の細菌感染によって起こる病気です。

指にできたささくれを触ってしまったり、手荒れで出来た亀裂の部分から菌が入ってしまったりして発症します。爪の縁が赤く腫れ痛みが出て、場合により膿がたまります。悪化すると、指の腹部にも広がり骨に炎症が起きる可能性もあるため、早期の治療が大切です。

ひょう疽の治療

感染により膿がたまり、皮膚の内部が圧迫されてしまうことで痛みが出ます。黄色ブドウ球菌、レンサ球菌によって生じることが多い病気ですが、大腸菌、緑膿菌などによって生じることもあり、腫れの状態や痛みの程度など、丁寧に状態を診察します。

基本的には抗菌薬の内服と外用による治療を行います。膿が溜まっている場合は、切開して膿を押し出します。

また、感染している細菌を死滅させないと再発する可能性があるため、場合により治療が長引くこともあります。