性感染症

性感染症(STI:Sexually Transmitted Infection)は、性行為によって感染する病気の総称です。皮膚科では、皮膚や粘膜に症状が現れる性感染症の診察・治療を行っています。感染していても自覚症状がない場合もあり、知らずに感染を広げてしまうこともあります。気になる症状があれば、早めにご相談ください。プライバシーに配慮した診療を行っています。

皮膚科で対応できる主な性感染症

梅毒

梅毒トレポネーマという細菌による感染症で、近年日本でも急増しています。感染後2〜3週間で感染部位に硬いしこり・潰瘍(第1期)、その後全身の発疹・手のひらや足の裏の赤み・リンパ節腫脹(第2期)が現れます。症状が一時的に消えても感染は続いており、放置すると全身臓器に影響が及びます。血液検査で診断し、抗菌薬(ペニシリン系)で治療します。

性器ヘルペス(単純ヘルペスウイルス感染症)

単純ヘルペスウイルス(HSV)による感染症で、性器・口唇周囲に水ぶくれや潰瘍が生じます。初感染時は強い症状が出ることが多く、再発を繰り返すのが特徴です。再発時の症状は比較的軽く、1週間程度で治まることが多いです。抗ウイルス薬(バラシクロビルなど)で治療します。頻回に再発する方には予防的内服も選択肢です。

尖圭コンジローマ

ヒトパピローマウイルス(HPV 6型・11型)による感染症です。外陰部・肛門周囲に柔らかいイボ状のできものができます。潜伏期間が3週間〜8ヶ月と長いのが特徴です。液体窒素による凍結療法、外用薬(イミキモドクリーム)などで治療します。

ケジラミ症(毛じらみ)

ケジラミが陰毛に寄生することで、強いかゆみが起こります。性的接触のほか、タオルや寝具を介しての感染もあります。フェノトリン外用薬で治療します。

当院の対応範囲について

当院では主に皮膚・粘膜に症状が現れる性感染症(梅毒・性器ヘルペス・尖圭コンジローマ・ケジラミ症など)の診察・治療を行っています。

クラミジアや淋菌感染症については、排尿時の痛み・尿道からの膿・下腹部痛・おりものの変化など症状がある場合は、泌尿器科または婦人科へのご受診をお勧めします。これらの症状はクラミジア・淋菌感染による尿道炎や子宮頸管炎の可能性が高く、泌尿器科・婦人科での検査・治療が適切です。

なお、梅毒の感染に伴って全身症状や皮膚症状が出ている場合、または性感染症全般のスクリーニングをご希望の場合は当院でも血液検査を含む対応が可能ですので、まずはご相談ください。

性感染症治療の大切なポイント

  • 感染中の性行為は、知らないうちに感染を広げてしまいます。治療中は性行為を控えてください
  • パートナーも同時に検査・治療を受けることが重要です。治療が完了してもパートナーが未治療の場合、再感染してしまいます
  • 複数の性感染症に同時感染していることもあります
  • コンドームの使用が感染予防に有効です

よくあるご質問

症状がなくても性感染症に感染していることはありますか?

はい、性感染症の中には自覚症状がないまま感染が続くものがあります。梅毒・性器ヘルペス・尖圭コンジローマなどは症状が消えても感染が持続することがあります。気になる場合は症状がなくても検査を受けることをお勧めします。

受診する際に名前を出さなければなりませんか?

当院では通常の保険診療の手続きに則って対応しています。プライバシーへの配慮には最大限努めますので、安心してご相談ください。

気になる症状がある方、感染の不安がある方はお気軽にご相談ください。
プライバシーに配慮した診療を行っています。

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※本ページの内容は情報提供を目的としたものであり、診断・治療を確約するものではありません。医療広告ガイドラインに基づき作成しています。