稗粒腫

稗粒腫(ひりゅうしゅ・はいりゅうしゅ)

針の頭ほど大きさで、白色のぷつっとしたできものです。かゆみ、痛みなどの自覚症状はなく、主に目周りや鼻などにできやすいです。皮膚の下に袋状のものができ、そこに角質が溜まることで発生しますが、なぜできるのか、原因はまだ分かっていません。

良性のできもので炎症を起こすこともないので、気にならなければそのままにしていても問題はありません。美容観点から除去を希望される方が多いです。

稗粒腫の治療

針やメスで隆起した皮膚に穴を開けて、内容物を押しだし、取り除きます。麻酔をするほどの痛みではありませんが、針による多少の傷みがあります。受診当日に治療ができ、個数や部位にもよりますが、治療は数分で終わります。施術直後はわずかに出血がありますが、15分ほどで落ち着きます。1〜2日ほど淡い赤みが出ますが、こちらも落ち着きます。

細かいものが多くある場合は、ピーリング作用のある外用薬を勧めることがあります。