プラセンタ注射

プラセンタ注射とは

プラセンタとは「胎盤」を意味する単語で、一般的には胎盤由来の成分を抽出したものを指します。プラセンタには、ヒアルロン酸、コラーゲン、各種必須アミノ酸、たんぱく質といった栄養素と、胎児が子宮の中で驚異的な成長を遂げるために必要な成分である成長因子が含まれています。体内の組織を本来あるべき状態に修復・再生する働きを持つため、疲労回復、抗炎症・抗酸化作用、肝機能改善、ホルモンバランスの改善など、様々な領域で効果があります。
当クリニックで導入しているのは、厚生省認可の「ラエンネック」(1974年販売開始)という注射製剤で、ヒトの胎盤から作られています。今までプラセンタ注射で何かに感染したという報告はなく、製剤自体も十分な感染症対策をとっています。ヤコブ病の原因タンパクであるプリオンは完全な除去が不可能ですが、もともと胎盤にはプリオンが存在せず、そのため問題はないとされています。 ただし、厚生労働省の指導でプラセンタ注射を受けた方は献血できませんのでご注意ください。
また、ピルを服用されている方、妊娠中・授乳中の方は安全性を考慮して治療を控えていただいています。一部の乳がん治療をした方や更年期障害による子宮筋腫のある方は、注意が必要な場合があります。問診の際に確認いたしますが、治療を控えていただく場合があります。

治療間隔について

お悩みによっても異なりますが、週1~2回程度の間隔で受けていただくことをおすすめします。効果を早く実感したい場合は短い間隔で受け続けてみて、効果をみながら間隔を調整していくのも良いかと思います。