皮膚そう痒症

皮膚そう痒症とは

皮膚の表面に症状は何もでていないのに、痒みだけが生じる疾患です。

現代の医学では、痒みが起こるメカニズムは、まだ十分に解明されていません。肌の乾燥のためにちょっとした刺激で痒くなることもありますが、加齢による皮膚の構造変化が原因のことも多く、気長なお付き合いが必要となることがあります。

皮膚そう痒症の治療

原因となっている病気(肝臓や腎臓、糖尿病など)がある場合には、その検査や治療が必要です。今までに検査をしたことがない方は、健康診断や人間ドックなどの受診をお勧めします。

また、肌が乾燥していることが多いので、保湿薬をしっかり塗ります。飲み薬のかゆみ止めとして抗ヒスタミン薬をお出しします。ある程度の効果が期待できますが、痒みはヒスタミン以外の物質によっても生じていると考えられ、完全に症状を止めることが難しいことがあります。