脂漏性角化症(老人性イボ)でお悩みの方へ
脂漏性角化症(Seborrheic Keratosis)は、年齢とともに皮膚に現れる良性のできものです。
茶色〜黒色で、平らなものからやや盛り上がったものまで、形や大きさはさまざまです。一般的に痛みやかゆみはありませんが、見た目が気になる場合や衣類に擦れる場合など、治療を希望される方もいらっしゃいます。
脂漏性角化症(Seborrheic Keratosis)とは?
脂漏性角化症は「老人性イボ」「老人性疣贅(ゆうぜい)」とも呼ばれる良性の皮膚腫瘍です。
紫外線の影響や加齢による皮膚の変化が関係してできると考えられています。
通常は痛みやかゆみを伴いませんが、衣類やアクセサリーで擦れると刺激になることがあります。悪性化することはなく、放置しても健康上の大きな問題になることはほとんどありません。
よく見られる症状
脂漏性角化症は以下のような特徴があります。
- 茶色〜黒色の斑状・隆起したできもの
- 表面がザラザラ・蝋状・鱗屑状などさまざまな質感
- 数mm〜数cmと大きさが異なる
- 顔・首・胸・背中など紫外線が当たりやすい部位に多い
症状はゆっくりと進行し、時間とともに数や大きさが増えることもあります。
なぜ起こるの?
脂漏性角化症の明確な原因はまだ解明されていませんが、以下の要因が関与していると考えられています。
- 加齢による皮膚の老化現象
- 紫外線による慢性的な刺激
- 体質や遺伝的要因
- 摩擦や刺激が起こりやすい部位への負担
すべての人にできるわけではなく、個人差があります。
治療方法について
脂漏性角化症は悪性化することはほぼありませんが、見た目や摩擦による刺激が気になる場合には治療をおすすめします。
■ 液体窒素による凍結療法
患部に液体窒素をあて、わざと低温熱傷を起こしてかさぶたを作ります。かさぶたが取れると、一緒に脂漏性角化症も取れて行きます。保険診療の場合は第一選択の治療で、週に1度のペースで複数回治療を繰り返す必要があります。炎症による色素沈着のリスクがあります。また底にある老人性色素斑(シミ)までは取ることができません。
■ 電気焼灼・削除治療
ホクロ治療にも使われる、電気メスを使用した切除術です。傷あとを残さないよう、ドクターの繊細な技術によって患部の表皮をごく浅く削り取ります。通常であれば2週間ほどで傷あとは治ってきます。
■ 外科的切除
脂漏性角化症のサイズが大きく、液体窒素やレーザーでは対処が難しい場合や病理検査を行なう際は、メスで患部を切除し縫合します。
※治療方法は症状や部位、ご希望に応じて医師が判断いたします。
日常生活で気をつけること
脂漏性角化症は自然に治ることはほとんどありません。
衣類やアクセサリーとの摩擦が多い部位では刺激や炎症を起こすことがあるため、摩擦を減らす工夫をするのも一つの方法です。
当院での受診について
脂漏性角化症が気になる方、見た目や触れると気になる方はお気軽にご相談ください。
当院では皮膚科専門医が丁寧に診察し、適切な治療方法をご提案します。
WEB予約・LINE予約から簡単に予約ができます。
よくあるご質問
Q:脂漏性角化症はうつりますか?
A:脂漏性角化症はウイルス性ではなく、感染しません。
Q:治療しないとどうなりますか?
A:自然に消えることはほとんどありませんが、痛み・かゆみは出ないことが多いです。見た目が気になる場合には治療を検討します。
Q:保険適用で治療できますか?
A:基本的には保険診療となりますが、症状や治療方法により異なります。診察時にご説明いたします。
