イベルメクチンクリームは、酒さ(特に丘疹膿疱型)やニキビダニ(デモデックス)が関与する皮膚炎の治療に用いられる外用薬です。主成分のイベルメクチンはもともと抗寄生虫薬として開発されましたが、抗炎症作用とニキビダニへの効果が認められ、海外では酒さ治療の選択肢として広く使用されています。
「顔の赤みが慢性的に続いている」「ニキビのようなブツブツが繰り返し出る」「酒さと診断されたが治療法が分からない」という方は、まずは診察でご相談ください。
イベルメクチンクリームとは
イベルメクチンクリームは、1%イベルメクチンを配合した外用薬です。酒さは顔に慢性的な赤みや炎症が生じる皮膚疾患で、複数のタイプがあります。このうち丘疹膿疱型の酒さに対して、ニキビダニ(デモデックス/毛包虫)の駆除と抗炎症作用の両面からアプローチします。
ニキビダニ(デモデックス)とは
デモデックスは毛包虫とも呼ばれる、皮膚に常在する微小なダニです。多くの人に存在しますが、過剰増殖すると毛穴周囲に炎症を引き起こし、赤みやブツブツ・かゆみの原因になります。酒さの悪化因子のひとつと考えられており、イベルメクチンはこのダニを駆除する作用を持ちます。
このような方におすすめです
- 顔の慢性的な赤み・ほてりが気になる方
- 酒さ(丘疹膿疱型)と診断された方
- ニキビのような皮疹が繰り返し出るが、通常のニキビ治療では改善しない方
- ニキビダニが関与する皮膚炎の方
- ステロイド長期使用後の酒さ様皮膚炎の方
なお、酒さには複数のタイプがあり、タイプによって適した治療が異なります。まずは診察で正確な診断を行った上で処方します。
主な作用
ニキビダニの駆除
イベルメクチンはデモデックスに対して強い駆除効果を持ちます。ダニの過剰増殖を抑えることで、それに伴う炎症・赤み・皮疹の改善が期待できます。
抗炎症作用
炎症を促進するサイトカインの産生を抑える働きがあります。赤み・腫れ・刺激感などの炎症症状を鎮め、肌のバリア機能の改善も期待できます。
使用方法
医師の処方に従って使用してください。一般的な使用の目安は以下のとおりです。
- 1日1回(夜)、洗顔後に肌がしっかり乾いた状態で使用します
- 赤みやブツブツがある部位に薄く伸ばしてください
- 目・口・鼻の粘膜には塗らないでください
- 塗布後は手を洗ってください
多くの方は2週間程度で効果を感じ始め、12週程度の使用で最大効果が現れることが多いとされています。
他の酒さ外用薬との比較
| 外用薬 | 主成分 | 特徴 | 保険適用 |
|---|---|---|---|
| イベルメクチンクリーム | イベルメクチン1% | ニキビダニ駆除+抗炎症。低刺激。1日1回 | ×(自由診療) |
| ロゼックスゲル | メトロニダゾール0.75% | 抗炎症・抗菌。保険適用あり。やや乾燥しやすい | ○ |
| AZAクリア | アゼライン酸20% | 抗炎症・美白効果。妊娠中も比較的使いやすい | ×(自由診療) |
どの外用薬が適しているかは、酒さのタイプや肌の状態によって異なります。診察でご相談ください。
料金(税込)
| 製品 | 料金(税込) |
|---|---|
| イベルメクチンクリーム | ¥3,850 |
| 初診料(画像診断機 NeoVoir撮影込) | ¥4,400 |
| 再診料 | ¥1,100 |
※処方には診察が必要です。
※料金は予告なく変更になる場合があります。最新の料金は料金表ページをご確認ください。
よくあるご質問
酒さかどうか自分では分かりません。
顔の慢性的な赤みや繰り返す皮疹は、酒さ以外の疾患(ニキビ・接触皮膚炎・脂漏性皮膚炎など)と見分けが難しいことがあります。自己判断せず、まずは診察でご確認ください。
副作用はありますか?
まれに赤み・かゆみ・ヒリヒリ感・湿疹が出ることがあります。症状が強い場合や続く場合は使用を中止して受診してください。妊娠中・授乳中の方は安全性が確立されていないため使用できません。
保険診療でロゼックスゲルを処方してもらえますか?
酒さの診断がついている場合、ロゼックスゲルは保険診療で処方できます。保険適用を希望される方は診察でご相談ください。イベルメクチンクリームとどちらが向いているかも合わせてご提案します。
顔の赤み・酒さでお悩みの方は、まず診察でご相談ください。
正確な診断のもとで最適な治療をご提案します。
※本ページの内容は情報提供を目的としたものであり、診断・治療を確約するものではありません。治療の適応・効果には個人差があります。医療広告ガイドラインに基づき作成しています。
※イベルメクチンクリームは日本では未承認薬です。当院医師の判断のもと個人輸入しております。同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。諸外国における安全性等に係る情報として、重大な副作用などが明らかになっていない可能性があります。
