トレチノインは、ビタミンAの誘導体(レチノイド)の外用薬です。シミ・炎症後色素沈着・ニキビ・小じわなどに用いられ、アメリカでは数十年以上前から皮膚科の標準的な治療薬として使われてきた実績のある成分です。日本では医療機関でのみ処方・購入が可能です。
「シミの外用治療をしたい」「ハイドロキノンとの併用について知りたい」「ニキビ跡の色素沈着が気になる」という方は、まずは診察でご相談ください。
トレチノインとは
トレチノイン(Tretinoin)はレチノイン酸とも呼ばれ、ビタミンA(レチノール)の活性型誘導体です。皮膚細胞のターンオーバーを促進し、古い角質を速やかに剥離させることでメラニンの排出を助けます。また皮脂分泌を抑える作用も持つため、ニキビ治療にも用いられます。
ハイドロキノンとの組み合わせで相乗効果
ハイドロキノンはメラニンの生成を抑える薬で、トレチノインはメラニンの排出を促す薬です。この2つを組み合わせることで、生成を抑えながら排出も促すという相乗効果が期待できます。特に表皮の浅いシミ・炎症後色素沈着への有効性が高いとされており、当院でも多くの患者さまにこの併用療法をご提案しています。
このような方におすすめです
- シミ(老人性色素斑・炎症後色素沈着など)を外用薬でケアしたい方
- ハイドロキノンと組み合わせて美白治療を行いたい方
- レーザー治療後のホームケアとして取り入れたい方
- ニキビ・ニキビ跡の色素沈着が気になる方
- 小じわ・毛穴の開きを改善したい方
主な作用
ターンオーバーの促進・メラニンの排出
古い角質を速やかに剥離させ、肌の奥にたまったメラニンを表面に押し出して排出を促します。シミや色素沈着を少しずつ薄くしていく効果が期待できます。
皮脂分泌の抑制
毛穴の詰まりを改善し、皮脂分泌を調整することでニキビの治療・予防にも働きかけます。
コラーゲン産生の促進
真皮のコラーゲン産生を刺激する作用があり、小じわの改善や肌のハリ向上にも寄与します。長期使用で肌質の改善が期待できます。
使用方法
必ず医師の指示に従ってください。以下は一般的な使用の目安です。
ハイドロキノンと併用する場合の基本的な順番は以下のとおりです。
使用上の主な注意事項
- 妊娠中・妊娠の可能性がある方・授乳中の方は使用できません
- 紫外線対策(日焼け止め)を毎日徹底してください。紫外線で色素沈着が悪化します
- 目の周り・口周りなど皮膚の薄い部位には塗らないようにしてください
- 使い始めは赤み・皮むけ・ヒリヒリ感が出ることがあります
- まずは2〜3日に1回の外用から開始し、様子を見てください
- 3ヶ月程度を目安に一旦使用を中止し、肌の状態を確認することをお勧めします
- レチノールを含む他のスキンケアとの併用は刺激が強くなることがあります
使い始めに出やすい副作用について
トレチノインは使用初期に赤み・皮むけ・乾燥・ヒリヒリ感が出やすい薬です。これは「レチノイド反応」と呼ばれる正常な反応で、多くの場合1〜2週間で落ち着きます。初期反応が強い場合は使用頻度を落とすか、一時的に使用を中止して受診でご相談ください。
また、ニキビ治療で使用する場合、使い始めに一時的にニキビが増えることがあります(初期増悪)。こちらも数週間で落ち着くことが多いですが、不安な場合はすぐに受診してください。
料金(税込)
| 製品 | 料金(税込) |
|---|---|
| トレチノインクリーム 0.05% | ¥2,200 |
| トレチノインクリーム 0.1% | ¥2,750 |
| 初診料(画像診断機 NeoVoir撮影込) | ¥4,400 |
| 再診料 | ¥1,100 |
※処方には診察が必要です。
※料金は予告なく変更になる場合があります。最新の料金は料金表ページをご確認ください。
よくあるご質問
ハイドロキノンと一緒に使うと何がいいですか?
ハイドロキノンはメラニン生成を抑え、トレチノインはメラニン排出を促します。この2つを組み合わせることで、シミの「作られる量を抑えながら、すでにあるものを排出する」という相乗効果が期待できます。当院ではセットでご提案することが多いです。
どのくらいで効果が出ますか?
個人差がありますが、2〜3ヶ月の継続使用で変化を感じる方が多いです。ただし使い始めは赤みや皮むけが出る時期があり、効果を実感するまでに時間がかかります。焦らず継続することが大切です。
市販のビタミンAクリームとは違いますか?
トレチノインはビタミンA誘導体の中でも活性型の成分で、市販のレチノールと比べて作用が強く、医師の処方が必要です。市販品と混同して自己判断で使用することは避け、必ず診察の上で使用してください。
まずは診察でお肌の状態を確認した上で、最適な治療をご提案します。
ご相談だけでも歓迎です。お気軽にご受診ください。
※本ページの内容は情報提供を目的としたものであり、診断・治療を確約するものではありません。治療の適応・効果には個人差があります。医療広告ガイドラインに基づき作成しています。
