皮膚腫瘍はいわゆる「できもの」のことで、皮膚が盛り上がったり、黒くなっていたり、様々な皮膚腫瘍が含まれます。ほくろ、イボ、粉瘤など、種類や大きさ多種多様です。
中には皮膚の癌など悪性のものもあるため、皮膚科の知識を持った医師の診断が非常に重要で、適切な検査と治療が必要です。当院では正確な診断のために、ダーモスコピー検査や、悪性が疑われる時は皮膚生検による病理検査を行います。
良性のものがほとんどですが、なかには早めの治療が必要なものもあります。「何のできものか分からない」という状態のままにせず、まずは診察でご確認ください。
皮膚のできものの主な種類
毛包炎(毛嚢炎)・せつ腫症(おでき)
毛穴(毛包)に細菌が感染して起こる皮膚の炎症です。毛包炎は毛穴の入り口付近に赤いぶつぶつができる状態で、深部に広がると「せつ(おでき)」と呼ばれる膿を伴う腫れになります。背中・太もも・お尻・顔(ひげそり後)などにできやすいです。黄色ブドウ球菌が主な原因菌です。
粉瘤(アテローマ)
皮膚の中に袋が形成され、古い角質や皮脂が蓄積する良性腫瘍です。中心に黒い点(開口部)があることが多く、圧迫すると独特の匂いのある内容物が出ることがあります。放置すると感染して赤く腫れ、痛みが出ることがあります。外用薬では治らず、手術による切除が必要です。→ 粉瘤の詳しいページはこちら
石灰化上皮腫(毛母腫)
皮膚の下に硬い石のようなしこりができる良性腫瘍です。子どもの頭部・顔・腕などによく見られますが、大人にもできます。悪性ではありませんが、治療は手術による切除です。
脂肪腫
脂肪細胞が増殖してできる柔らかい良性腫瘍です。背中・肩・上腕などによくできます。痛みがないことが多いですが、大きくなる場合や痛みがある場合は切除を検討します。
治療
できものの種類・原因・大きさによって治療が異なります。
- 毛包炎・おでき:抗菌薬の外用・内服が中心です。膿がたまっている場合は切開して排膿します。
- 粉瘤・石灰化上皮腫・脂肪腫:手術による切除が必要です。保険診療の範囲内で日帰り手術が可能です。空きがあれば当日の手術にも対応しています。
このような場合はお早めにご受診ください
- できものが急に赤く腫れて痛みが出てきた
- 膿がたまっている・熱を持っている
- じわじわと大きくなっている
- 出血している・形が不規則で色が濃い(皮膚がんの鑑別が必要な場合があります)
自己判断での処置はしないでください
膿を自分で絞り出すと、細菌が周囲に広がって悪化することがあります。また粉瘤は絞り出しても袋が残るため必ず再発します。気になるできものはそのままにせず、診察でご確認ください。
皮膚のできものでお悩みの方は、お気軽にご受診ください。
空きがあれば当日の手術にも対応しています。
※本ページの内容は情報提供を目的としたものであり、診断・治療を確約するものではありません。医療広告ガイドラインに基づき作成しています。
