首のイボ

首のイボ(軟性線維腫)

2mm程度の大きさで、だいだい色や茶色のポツポツとしたできものです。別名、スキンタグ(Skin tag)と呼ばれます。首や腋、そけい部などの皮膚にたるみがある部分によくできます。30代を過ぎる頃から増えてきますが、体質的にできやすい方もいるため、20代であっても症状に悩むことがあります。良性のできものであり、健康上の問題はありませんが、美容的な観点から除去を希望される方が多いです。

軟性線維腫はウイルス感染によるイボとは別物で、紫外線と摩擦、加齢性の変化が合わさって発症すると考えられています。理想的な肌状態でははがれ落ちる角質も、新陳代謝の衰えによって肌に留まってしまいがちです。そうなると角質が厚くなりやすく、イボとなって盛り上がってしまいます。

首のイボの治療

保険診療の場合、液体窒素による凍結療法を行います。また、イボの形によっては医療用のハサミを用いて切除することもあります。その方の状態に応じた方法で除去を行います。

液体窒素療法には色素沈着のリスクがあり、また同時に行うことのできる個数に制限があります。週に1度を目安に、複数回の治療を行うことで少しずつ取っていきます。

多数の首イボを一気にとる場合、電気メスを用いてまとめて除去してしまうこともおすすめしています。受診の際にご希望も合わせて伺いますので、ご相談ください。