「シミ」とはなにか?
シミの原因は、メラニン色素によるものです。メラニン色素は、年齢を問わず作られますが、ご加齢に伴い肌の新陳代謝が悪くなってくると、メラニンが排出されずに蓄積されてしまいます。これが「シミ」の原因です。そのため、シミの治療をするにあたり、大切なのは「色素の破壊」と、「色素の排出」です。
シミ治療の方法と費用
シミには複数の種類があります。シミの種類が異なれば、治療法も異なります。よく、お電話やLINEなどでも「シミの取り方を知りたい」、「費用を知りたい」とご相談をいただくのですが、実際に診察をしてみないと、シミ取りの方法や費用面のお返事は難しい、というのが正直なところです。
シミとりは適切な診断を行ったうえで、適切な治療を選択しないと、誤った治療を行うことでシミが濃くなってしまったり、過剰な治療により色素が抜けすぎ、白斑になることもあります。良性のものがほとんどですが、中には悪性のものが紛れていることも。
当院では、皮膚科専門医である院長と副院長が、お一人お一人実際に診察をし、シミの診断をいたします。ご希望の治療方法、治療期間、費用など、それぞれにあった治療を提案いたします。お悩みの方は、お気軽にご来院ください。
シミの種類と治療法
老人性色素斑/日光黒子(ろうじんせいしきそはん)
一般的に「シミ」というと、これを指すことがほとんどです。紫外線のダメージによるもので、くっきりとした境界があり、大きさは様々ですが1~2cmを超えることもあります。
・塗り薬による治療
ハイドロキノン、トレチノイン、コウジ酸などの外用薬で治療を行います。
レーザーによる治療ができない方や抵抗がある方、少しずつ治療をしていきたい方におすすめの治療です。
・レーザーによる除去
部分的な除去であればピコスポット、Qスイッチルビースポットによる治療を提案します。
全体に細かいものが多い場合、そばかすの合併がある場合はIPL(ノーリス)やルビーフラクショナルの提案をすることが多いです。
肝斑が重なっているかどうか、ダウンタイムが取れるかどうかなど、状態に合わせた適切な治療を選択し、ご案内をしていきます。
肝斑(かんぱん)
頬や目の下、額などに左右対称に現れる薄茶色のシミで、境界がはっきりしないことが多いです。
薄いモヤのような形で、くすみとして見ている方も多くおられます。
肝斑の発症原因は明確には分かっておらず、スキンケアやメイクの際の擦る刺激、紫外線、女性ホルモンなどが影響していると言われています。妊娠や出産前後に濃くなって来ることもあります。
この肝斑があるかどうかによって、シミの治療方針は大きく変わってきます。
こすったり強い刺激を与えると濃くなるため、刺激の強いレーザー治療は禁忌とされています。
まずはトラネキサム酸、ビタミンCなどの内服を開始し、そのうえでピコトーニングやメソナJなどの治療を提案していきます。
雀卵斑(じゃくらんはん:そばかす)
左右対称性に、頬から鼻にかけて出てくるこまかいシミです。遺伝的要素が強く、小学生頃から目立つようになります。
日焼けや妊娠により、濃くなることもあります。そのため、予防には日焼け止めが必須です。
広い範囲で現れることが多く、ピコスポット、ルビーフラクショナル、IPL(ノーリス)での治療を提案することが多いです。
ADM(後天性真皮メラノサイト―シス)
20代から出てくる灰色、青色っぽいシミで、両方の頬や額部分に左右対称性に出てくるものです。発症原因は明確には分かっていません。見分けるのが難しいシミの一つで、肝斑やそばかす(雀卵斑)として、間違った治療をされていることがあるシミです。
ADM(後天性真皮メラノサイト―シス)は、他のシミよりも深い部分に色素があるため、強い出力のレーザー治療が必要です。
治療にはルビーフラクショナル、Qスイッチルビーレーザーを提案することが多いです。
扁平母斑(へんぺいぼはん:茶あざ)
出生時、あるいは生後間もなくから出てくるシミです。皮膚の盛り上がりはなく、薄茶色で境界がはっきりとしているシミです。
悪性化することは有りませんので、見た目が気にならなければ放置しても問題はありません。
自然に消えることはないので、Qスイッチルビーレーザーなどでの治療を提案します。
ただ、扁平母斑は再発が多いシミです。繰り返しの治療が必要であることはご理解いただければ幸いです。
